介護の仕事が辛くて、休憩時間に訳も分からず涙を流してしまいます。
仕事中に何度も「子の仕事を辞めたい」と思ってしまいながら働いています。
一緒に働く介護士の方も、利用者の方も怖くて仕方がありません。
介護職員の仕事を通して、メンタルをやられてしまって、うつ病になってしまう人もいます。
介護職員がうつ病になってしまう理由としては、ブラックな環境の職場多い事も挙げられます(イジメや長時間労働による疲労)が、一方で介護の仕事そのものが合わないケースもあります。
お客様となる利用者である人は、高齢者の方になり、施設によっては重度の認知症の方だったり、言い方は悪いですが、利用者のご家族が家では面倒見切れないと匙を投げるような性格に問題のある利用者もいます。
高齢者の方も色々です。温厚で優しく、介護職員の方に優しい人もいれば、利用者なんだから多少の暴言や横暴は許すべきだと思っているような利用者もいます。
ベテランの人になれば、色々なタイプの利用者と出会っているので、最適な対応をできるようになりますが、そこまで成長する前にメンタルをやられてしまう人も少なくないです(ベテラン介護職員でも手に負えない利用者もいますが)。
介護の仕事の向き不向きも考えた上で、続けて行くかどうか決めることも重要です。
自分の介護職の仕事が向いているのか、今の要介護の高さの職場でも大丈夫かといった面から、仕事を続けていくか立ち止まって考えてみましょう。
介護施設の種類によって働き方も変わってくる
要介護度が高い介護施設の場合ですと、寝たきりの人や重度の認知症の人も増えるので、体力面の消耗が激しいと言えます。
ただし、その要介施設……特養や老健などは、必要な介護に追われることになるので、利用者1人1人とのコミュニケーションをとる時間が少ないです。
レクリエーションなどを通して、会話などでも利用者を楽しませることが苦手な人の場合には、むしろ働きやすいかもしれません。
淡々と介護の仕事を続ける人に向いていると言えます。
逆に、要介護度が低い職場の場合は、介助の仕事よりも生活支援やレクリエーションによって利用者を楽しませる仕事が多くなり、1人1人とコミュニケーションをとる時間も増えます。
これを楽しめるか、それとも苦手と感じるかも人それぞれです。
また、要介護度が低いからこそ、利用者同士のケンカなども発生しやすかったり、利用者同士で派閥ができることもあるので、人間関係に振り回されやすいといった側面もあるので注意が必要と言えるかもしれません。
どちらにも、一長一短があるので、どちらが向ているのかどうか考えて就職するようにしましょう。
ブラックな介護施設はうつ病の温床となる
介護業界では、要介護度の高さや、施設の種類など問わずに、ブラックな介護施設というだけで、仕事の激務とブラックな環境から体調をメンタルを崩して、うつ病になるケースが多いです。
サービス残業による長時間労働、休日数が少ない(年間休日が100日以下)、パワハラ・イジメが放置されている……このような職場環境・待遇に加えて、激務の介護の仕事が加わり、仕事を続けていれば、いつかうつ病なっても仕方がないと言えます。
労災が認められたとしても、一度うつ病になってしまえば、完治させることは難しいです。
社会復帰しても、何時再発するか怯えながら働くしかありません。
そんな事態にならないためにも、ブラックな職場だと判断したら、介護業界に限らずに、素早く逃げ出すこともで大切です。
ブラック企業の介護施設に使い捨てられないようにしてください!
もし、今の介護施設や事業所がブラック企業かもしれないと感じているのでしたら、下記の記事も参考にしてみてください。
利用者が原因でうつ病になる人もいる
時間外労働や持ち帰りの仕事による長時間労働、イジメやパワハラといった介護職員同士の人間関係、仕事の向き不向きといった適正以外の原因として、利用者側に問題があるケースもあります。
手に負えないような暴言・暴力、そしてセクハラによって肉体的にも、心に傷を負いながら働いている介護職員もいます。
利用者と介護職員という立場から文句をいうこともできませんし、手を上げれば虐待にもなります。そういった精神面のプレッシャーから追い詰めれていくのです。
あまり利用者を悪く言いたくありませんし、介護職員側や施設の対応に問題があることもありますが……現場を崩壊させるような、モンスターはいます。
実際に、介護施設をたらい回しにされているような利用者はいますし、施設が受けれいてしまうケースもあります。
介護職員を一方的に傷つける手に負えない利用者は、さっさと退去させるべき
というのが、大多数の介護職員の本音になると思いますし、私も思っています。
ただし、面倒事を避けたがる介護施設や、経営状況が悪い介護施設は、そのような現場の声に耳を傾けない事も少なくありません。
今私が働いている介護施設の企業は、手に負えないような利用者は退去させる方針をとっていますし、施設をたらい回しにされている利用者と分かったら受け入れないようしてくれています。
利用者の立場、または高齢者に優しい人からしたら、高齢者を受け入れる最後の砦が見捨てていいのか!と思うかもしれませんが、現場で働く介護職員にも限界がありますし、辞めて行きます。
そして、堅実な運営をして、成長している介護施設からしたら、利用者は大切なお客様ですが、一方で1人の利用者が原因で介護職員が全員辞めて、施設が運営できなくなるなんて自体は望んでいません。
利用者が暴言・暴力をする原因を解決すればいい!なんてことを述べる人もいます。確かにそれができるケースもあります。しかし、言いたくありませんが、本当にどうしようもない人だったり、現場の環境的に無理なケースもあります。
少し話が脱線しましたが、介護職員の立場からしたら、自分達を守ってくれる職場で働くべきです。
利用者の暴力や暴言を現場に丸投げしているような、介護職員を守る意思を感じられないブラックな職場で働き続けて、うつ病になったりしないようにしてください。
自分の体を一番大切にしてください。
第三者から社会貢献第一の言葉に押し潰されて、ブラックな現場で無理やり働いていたりしていたら、うつ病になったり、我慢の限界で虐待をして警察沙汰になったりしたら、取り返しがつきません。
⇒介護施設の利用者からの暴力・暴言・セクハラが怖くて仕方がありません!
うつ病は甘えではない
うつ病という言葉が目立つようになったのが、最近ということで、最近の若者のメンタルが軟弱なっていると述べる人もいますが、そんなことはありません。
むしろ、うつ病の被害は減っている可能性もあります。
理由は、ネットが一番の理由と言えます。
ブラック企業の環境、被害者の状況やその後などが、ネットによって広まったおかげで、存在はしていたが、世間的に認知されていなかったブラック企業の環境やうつ病の症状で悩む人が周知されるようになったのです。
昔は、転職は裏切り行為としてよく思われていませんでしたが、今ではブラック企業から逃げ出すことは正しい行為として思われますし、キャリアアップのための転職も受け入れられるようになっています。
そのため、自分の精神が弱いから、甘えているから、こんな自分じゃ他の職場でもやっていけない等とは思わずに、転職が必要だと感じたら、まずは転職活動を始めてみましょう。
ましてや、うつ病になりそうなら、手遅れになる前に逃げ出してください。
うつ病の症状としては、
・無気力な日々が続く
・好きだった趣味を楽しめなくなる
・休日でも1日中落ち込んでしまう
・注意力が散漫になって、人の言っていることがなかなか理解できなくなっている
・身だしなみに対して興味を失い始めている
・将来の不安から眠れなくなっている
・希望を持てない
もし上記のような状態になっているのでしたら、危険な兆候だと思ってください。
うつ病に近い状態になっていると、転職した方がいいと分かっていても、転職するための気力が湧かないかもしれませんが、それだとずっとうつ病の原因となっているブラックな職場から転職することができません。
初期の状態のうつ病でしたら、原因から遠ざかれば、すぐに改善する可能性もありますが、重度になれば完治することなく、再発する可能性を抱えながら仕事をすることになります。
もし、うつ病になりかかっている自覚があるのでしたら、素早く転職してしまいましょう。
手遅れになるまで、ブラックな職場で働き続けることのないようしてください。
もし、次の転職先もブラック企業が運営している介護施設に転職したどうしようという不安を感じるのでしたら、下記の記事も合わせて読んでみて下さい。