仕事のやり取りでもLINEやSNSを利用した連絡方法が当たり前になりつつあります。
それ自体は構わないのですが、問題はプライベートの時間帯でも連絡が来てしまう点と言えます。
シフトの調整のお願いなどでしたら必要なことなので仕方がないと思えても、仕事の質問だったり、悩み、愚痴といったメッセージが送られてくるとウンザリしたり、イライラしてしまうと思います。
興味のない悩みや愚痴を言われてもストレスが溜まるだけですし、仕事の質問に関しては、業務がプライベートを浸食しているといっても過言ではありません。
簡単な質問を1回返信する程度ならいいですが、調べる必要があったり、長時間のやり取りが必要となったら、賃金を請求したくなってしまうと思います。
このように、時にはプライベートを浸食してくる問題を抱えているのが、SNSと言えます。
特にLINEは手軽にメッセージを送れてしまうので、便利でもあり、その分だけ質が悪いと言えます。
新人介護職員とのLINE交換による憂鬱
先輩とLINE交換して、休日にも先輩からLINEがきて、時には呼び出しもあるといった愚痴を聞くことも多いです。一方で私のように、新人介護職員にLINEで質問攻めされたり、愚痴や不安を永遠と相談されて頭を抱える介護職員もいらっしゃいます。
新人の後輩のLINEを無視したりしたら、『他の職員に報告されないか』、『辞められないか』といった不安から、既読無視もできずに、けっこうまストレスが溜まった日々を送った記憶があります。
もともと、他の介護施設に転職する予定だったので、転職後はやり取りをすることはなくなりましたが、その時のことを反省して、今では職場内の人とは極力LINE交換はしないようにしています。
仕事とプライベートをしっかりと区切っている先輩介護職員、または後輩の介護職員とLINEの交換をする分には良いのですが、やはりそのような人ばかりではないので、頭を悩ませてきます。
そのため、LINEをやっていなと言ってしまったり、やりとりが多少手間で返信速度が遅いメール程度のやり取りでとどめておくことをオススメします。
メールや電話だと気づかなかったと言いやすいですし、やはり多少手間なので、余計なやり取りをせずに済める可能性が高いです……それでも、0ではありませんが。
何も教えたくない人もいるかもしれませんが、緊急時の連絡先は伝えておく必要があるので、転職した際に破棄できるようなメールアドレス程度は教えて置くべきと言えます。
後は伝えるのも、施設長などシフトの調整が必要な人に限らせておくのも大切です。そうすれば、余計な連絡がくることも極力抑えることができます。
既読無視・メール無視はしてはいけないのか
無視をすれば、残念ながら人間関係や評価という面で、自分の知らない所でマイナスになる可能性があります。
だからこそ、LINEといった手っ取り早いSNSの登録をし合うのではなく、どうしてもあなたに聞かざるを得ないから連絡しようと思える、メールや電話番号だけを教えるようにしてください。
また、前述したように、施設長のみに連絡先を教えて置けば、施設長を介しての連絡になるので、やはり必要な連絡事項のみを受けやすいです。
人間は手間を惜しむ動物なので、あなたじゃなくても大丈夫なら、もっと早く聞ける人から連絡をしようとするはずです。
悩みや愚痴といった業務連絡外なら、なおさらです。
仕事の質問を沢山してきて時間を取られるなら時間外手当を請求する
あまりにも仕事に関する質問などが多く、時間を取られるなら、そのために費やした時間分の賃金を請求してもいいと思います。
仕事の質問だったりは、労働と変わりません。なら、時間外労働と扱われます。36協定をむすんでいなかったら、そもそも違法行為になりますし、結んでいたら時間外労働として扱われます。
もし、度を越して連絡してくるようにでしたら、時間外手当を請求し、支払われないなら、連絡を無視ししていまってもいいと言えます。その際は、証拠となるメールなどは保存しておく必要があるので注意してください。
ただし、これをすると職場内で働きにくくなる可能性があるので、転職する覚悟も必要になります。
その点のリスクは覚悟してくださいね。
利便性が上がる程に窮屈になる
大手の介護企業になると、施設長やエリアマネージャー同士でLINEのメッセージを交換しながら仕事のやりとりをするケースもあります。
勤務時間中のやり取りでも、電話よりも時間が空いた際に、簡単にやり取りができるLINEの方が都合がいい時もあるからです。
そうなると、どうしてもLINEといったSNSのアドレスやID交換をせざるを得なくなります。
このような関係は、決して介護業界に限った話ではなく、全ての業界で広まっています。
利便性が上がるということは、それだけ仕事の効率も上がりますが、それだけ負担も重くなるとも言えます。
また、連絡が楽だからこそ、LINEなどで簡単な仕事の質問などができてしまいます。
しかし、施設長やエリアマネージャーという立場だと、多数の人からLINEのメッセージが来れば、大きな負担ともなります。
そのため、何度も言うように、連絡手段を限定させることも考えましょう。緊急で本当に必要な連絡だけを貰うように、自分で調節することもで、仕事をして行く上で大切です。
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