介護職員の労働環境と待遇

働いている介護施設が虐待のような身体拘束をしている

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要介護度が高い介護施設で働いていると、身体拘束をされている利用者を見かけることもあると思います。

 

身体拘束は、利用者である高齢者の体の自由という意思を奪う行為になります。本来は許されない介護の手段と言えるのですが、一方で、認知症といった方の中には、自分で自分を傷つけてしまったり、ベッドからの転落事故、夜間徘徊による事故といった生命の危機に関わる行動をとってしまうケースもあります。

 

そのような場合は、切迫性、非代替性、一時性を満たしていることが前提で身体拘束が認められます。

 

上の3つを満たさなけば身体拘束をしてはいけません。どうしようもないことからの緊急の手段と言えます。

 

身体拘束をした後も、経過を確認して、身体拘束をし続ける必要があるのか、代替を見つけることができないのかを考えることも求められます。

 

それだけ、身体拘束は本来避けなければいけない方法と言えます。

虐待となっている身体拘束もある

あなたが働いている介護施設の身体拘束は、3つの要件を満たしているのか、それとも違うのかによって危険な介護施設か否かで変ってきます。

 

残念ながら、3つの要件を満たさず、職員の手間を省くために身体拘束をしている……虐待と捉えることもできる施設も存在します。

 

しかし、しっかりとモニタリングして、どうにかして身体拘束を外せるように努力して、身体拘束0を目指している介護施設もあります。

 

どちらかどうかを見極めることは、記録や話し合い、身体拘束をしている人数などから判断すできると思うので、それ程難しいことはないと思います。

 

そもそも、虐待のような身体拘束をしている時点で、職場の雰囲気も最悪な状態になっている事の方が多いと思います。利用者に対する横暴な態度の介護職員や施設長、そして利用者の怯えた姿といった光景からトラウマになるような介護職員もいます。

 

このようなブラックな介護施設に、就職してしまうと、「私がどうにかなしないといけないんじゃないか?」と悩む人もいますが、既に違法な身体拘束だったり、質の悪い介護サービスの提供を当たり前だと思っている職場を改善することは非常に困難です。

 

1人の力でどうこうできるものではないので、市や県の福祉課などに相談して、立ち入りをしてもらうように要請するのも一つ手段です。

 

動いてくれるのか心配と思うかもしれませんが、市や県も介護や病院などの身体拘束にかなり神経質になっているので、1人の告発で県や市の福祉課の人が立ち入りすることは珍しくありません。

 

ただし、どちらにしても改善されるかもわからず、閉鎖する可能性のある職場で働いていても将来性はないので、告発するにしても、やはり転職先を確保しておくことをオススメします。

利用者のことを考えていない介護施設からは転職する

あなた1人の力で利用者を蔑ろにしている介護施設を変えることは、残念ながら非常に難しいです。

 

前述した要に、県や市といった公的力に頼るしかありません。

 

そして、あなたの理想とする介護どころか、利用者を虐待しているかのような介護をしている職場で働いていたら、あなた自身の心に大きな傷を作ることになります。

 

最悪、あなたの介護観を悪い方に変えてしまう可能性もあります。

 

実際に、虐待のようなるある介護施設で働き続けてしまっている介護職員がいるということは、それだけ正しい介護観をブラックな職場によって歪められていたり、「仕方がないことだと」と諦めや洗脳をされてしまっている可能性もあります。

 

そのようなことにならないためにも、素早く逃げ出して、もっと働きやすく、利用者のことも、働く介護職員のことも大切に考えてくれている職場に転職するようにしましょう。

 

やむを得ない身体拘束ならどうにかできないか周りと相談していこう

虐待のような身体拘束をしている施設は極一部だと思います(取り締まりによる消えて行くでしょうし)。

 

ほとんどの施設は、条件を満たした身体拘束をしており、どうにか身体拘束なしで生活を送らせてあげられないかを真剣に考えているはずです。

 

暴れてしまって自分を傷つけたり、深夜徘徊をしてしまう人の中には、介護職員が気づく事ができない理由があることもあります。

 

部屋に利用者が嫌いなものが置かれている、部屋にあると思っていたものがないと思い込んでしまって探し出してしまう、トイレに行きたがっているだけなどの原因があることもあります。

 

また原因が分からなくても、スタッフを増やして、徘徊をしても付き添えるようにしたりといった方法もあります。

 

そういったことを考えて、利用者が少しでも快適に過ごせるように周りと考えていくことで、あなた自身も成長していけると思いますよ。

 

それに、身体拘束をしていると、利用者に精神的な負荷を与えるので、精神面を不安定にさせたり、気力を失わせることもあります。また、体力面も落ちるので、体を衰えさせてもいきます。

 

利用者の事故を防げる代わりに、利用者の体を弱らせていくこといなります。

 

それは、決して正しい介護の在り方とは言えません。一番いいのは、介護を通して少しでも要介護度が低くなるように身体能力を回復させることです。

 

身体拘束は、それとは真逆の方法になります。

 

その点を忘れずに、身体拘束をどうすれば0にできるかという思考を捨てないようにしましょう。

 

何故高齢者の虐待が施設でおこなわれるのか

虐待が発生してしまった介護職員の多くは、好きで虐待をしている訳ではないはずです。

 

おそらくは、人手不足により激務、経営者が何も考えずに、施設では対応できない持病や認知症を抱えている高齢者を入居させている……といった背景が多いと思います。

 

人間追い詰められると、何をするか分かりません。だからこそ、自宅介護でも、施設介護でも、虐待が時折問題として取り上げられるのです。

 

それだけ、介護というのは負担が重い仕事であり、だからこそ十分な人手で、周りにサポートして貰う必要があるのです。

 

しかし、現実としては人手が足りず、ストレスに追い詰められながら働いてる介護職員も少なくないです。

 

だからといって虐待は絶対にしてはいけません。だからこそ、虐待しそうなまでに追い詰められそうな職場で働いては行けないのです。

 

もし、身体拘束などの面で施設側に問題があるような職場でしたら、待遇面なども考慮した上で、ブラックな職場だと判断して逃げることも大切なことを忘れないようしましょう。

 

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