友達との旅行、恋人とのでデート、家族との時間……どれも自分だけではなく、一緒に行く相手も休みであることが前提になります。
どうにかして相手と休日を合わせて、遊びに行きたいと思っていても、なかなか希望通りに休みが取れなかったり、取れたと思ったら直前でシフトを変えて欲しいと言われたりして、不満が溜まっている人も少なくないのではないでしょうか?
子供が急に熱を出した。
急にパートの人が辞めてしまった。
このような事を言われてしまうと、どうしても代わりにシフトに入るのを断りにくいと言えますし。1度や2度ならいいですが、何度も頼まれると、
そんなこと知るか! 私にだって大切な予定があるんだ!
と言いたくても、真面目な人程に表情にも口にも出さず我慢してしまうと思います。特に正社員の方ですと、パートの人とは責任の重さが違いますし、パートの方が入れないシフトに入る事も求められているので、実質断れないことがほとんどだと思います。
しかし、このようなことが連続してしまうと、なかなか遊びにいくことができませんし、友人達とも疎遠になったり、家族や恋人とのすれ違いが発生してしまうと言えます。
仕事によってプライベートの生活が壊されていく……そんなことにならないためにも、明らかに度を越してプライベートを浸食してくる職場からは逃げることも大切です。
仕事が人生だと思っている人は良いですが、このページを見ている介護士の方のほとんどは、介護の仕事は好きだけど、生活のために働いていたり、どちらかと言えば生活のため……というのが本音な人も少なくないと思います。
それなら、私生活があまりにも制限されて、人生を楽しめないような職場で無理に働かないようにしましょう。
大手の介護施設で働く
ヘルプが他から呼べるような大手の介護施設で働くと、比較的にシフトの変更をされませんし、あまり気負わずに休めると言えます。
小さい介護施設だと、シフトを変えられないと、施設が運営できないなどのトラブルに発展するケースもありますし、シフトに出られなかったことが、評価や人間関係に深刻なダメージを与える可能性があります。
一方で大手のようにヘルプがくる介護施設だったり、規模が大きく、他にも介護職員多数いるのでしたら、希望休や有給休暇を出しているのでしたら、自分に打診が来る前に、施設長が他の介護職員に相談したり、必要なら他の施設からヘルプを頼むことで解決できないか確認をしてくれると思います。
絶対に希望休や有給休暇の日程を変更して欲しいと打診されない訳ではありませんが、比較的に変更を打診される頻度は減ると思います。
規模が小さい介護施設が悪いとは言いませんが、どうしても人手をギリギリにしている職場が多いので、休みにくい事が多いです。
もし、規模が小さい介護施設で働くなら、希望休や有給休暇を取得しやすい職場なのか、シフトの変更が起きやすく、その場合は絶対に従う必要があるのかという点を確認しておくことをオススメします。
出世して行くほどに希望通りに休めなくなることは覚悟する
施設長やエリアマネージャーなどになると、年収も上がって行きますが、一方でシフトを作成する側になりますし、施設運営の責任も重くなって行きます。
そのため、介護職員の配置基準をどうしても満たせなく、他の施設からヘルプを頼むのも難しいとなると、施設長やエリアマネージャーが自分の希望休などを変更せざるを得なくなると言えます。
同じ正社員でも出世を目指している人否かでは、仕事に対する責任は異なってきますし、シフト変更でプライベートが浸食されるなら、正社員でも簡単に転職を決意する人は少ないです。そのため、役職持ちの方が特に柔軟に対応することが求められやすいのです。
普通の介護施設なら、休日数自体は減りませんが、ブラックな職場で人手不足だと、賃金の発生しない休日出勤……なんてこともあります。
そのため、出世していく場合は、代休がしっかりと発生し、そもそも希望休や有給休暇を諦めなくても大丈夫なくらいに、体力のある介護施設で働くようにしましょう。
責任と仕事量が増えるだけで、待遇面が上がらなかったり、一方的に休日が少なくなったりするようなブラックな職場で出世しないようしましょう。
正社員に拘らないなら希望通りに休みやすい
正社員ではなく、派遣やパートとして働くなら、それ程シフトを変更されることは少ないです。
というよりも、断りやすいといった方が正しいかもしれません。
シフトの変更などを頼まれることはあっても、正社員程に責任がないですし、施設長なども非正規雇用の人に不満を与えて辞められたくないので、遠慮することが多いです。
深刻な人手不足なブラック企業だと、開き直ってパートでも何とか職員の配置が足りない日に押し込もうとすることもあるかもしれませんが、それなら他の介護施設に転職すればいいだけとも言えますし、だからこそ大半の介護施設は無理強いしにくいと言えます。
派遣の場合は、そもそも派遣企業と介護施設側の契約になり、介護職員は派遣企業側に所属するので、働き始める際の契約に背くことは、派遣企業とのトラブルに繋がります。そうなると、今後派遣企業から派遣介護士を派遣して貰えなくなりリスクがあるので、パート以上にごり押しができないと言えます。
注意点としては、経営が苦しい派遣企業となると、派遣先よりも立場が弱くなり、契約違反をされても、派遣社員側をなだめようとすることもあるので、大手の派遣会社を利用して、派遣介護職員として働くことをオススメします。
多少のシフト変更は覚悟せざるを得ない
介護職員として働いている人は、主婦の方が多いので、どうしても家庭を優先した急な休みだったり、祝日に希望休が重なりやすいです。
そのため、正社員として働く場合は、そのような主婦の方が家族と一緒に遊びにいったり、帰省するようなタイミングで休日をとることは難しいと覚悟した方がいいです。
その事を前提にして、予定を組むようにしましょう。
夜勤を避けたい人は夜勤専従のある職場などを選ぶ
急に夜勤のシフトを組まれると、体調面のバランスなどを崩す切っ掛けになるので、避けたい人が多いと思います。
その場合は、夜勤専従の人を雇っているような施設で働いていれば、絶対ではありませんが、夜勤専従の職員の中で都合を考慮しながら、正社員の人中でシフトをすり合わせることになります。
正社員として、特に施設長といった役職持ちになると、絶対に夜勤を避けることは難しいですが、避けやすくすることはできるので参考にして頂けると幸いです。
介護職員同士の力関係によって休みが思ったようにとれない
ここまで、パートの方は希望通りに休みが取れる事を前提に話してきましたが、それはあくまでも一般的な話になります。
介護施設によっては、パートだからといって希望通りに簡単に休めなかったり、シフトの変更をごり押しされることもあります。
先ほど深刻な人手不足だと開き直ってパートでもシフトの変更や無理やり出勤させようとしてくると言いましたが、それ以外にも介護職員同士の力関係から、特定の介護士が好きかってに自分の都合がいい予定を組めるように周りを巻き込むこともあります。
例えば、派閥が存在していて、その派閥のリーダーの言う事を聞かないと職場で働きづらいとなると……シフトの変更を頼まれたら頷かざるを得なくなると言えます。
一度押せば簡単に頷いてくれる人と判断されたら、どんどん周りにとってだけ都合の良いシフトを組まされるような状況に陥ることもあるので注意が必要です。
そんな職場からなら転職すればいいじゃないかと思うかもしれませんが、気弱な人だと、施設長から「突然辞められたら困る」などと脅されて、辞めるに辞められないと頭を抱える状態になる人もいます。
また、生活費こと考えると、なかなか辞める事ができないケースもあるかもしれません。
おそらく、介護職員の力関係が明確になっているような職場だと、嫌がらせなどもあると思います。そのような立場で働いていては、体調を崩したり、精神的に疲弊していくことなります。
それなら、勇気を出して転職することが大切です。働きながらでも他のパート先を探すこともできるので、追い詰められる前に逃げ出してください。
もしよかったら、下記の記事も参考にして頂けると幸いです。