・パートのフルタイムで働いていて、どうせなら正社員と同じ福利厚生や手当、ボーナスが貰いたい。
・パートから正社員になって、安定した収入を得たい。
上記のような理由から、パートの介護職から正社員になりたいと思いながら働いていらっしゃいませんか?
だけど、今の職場で正社員になっていいのか?
そもそも、正社員になれるのか?
安心してください。このページで、あなたが今の職場で正社員を目指せるのか、それとも他の介護施設で正社員を目指した転職をした方がいいのか詳しく説明させて頂きます。
今の職場で正社員になるか転職するかを決める
あなたが、今の職場で正社員になりたいと思っている理由なんでしょうか?
待遇面もあるかもしれませんが、おそらくは一緒に働いている仲間達と別れたくないからではないでしょうか?
また、正社員として家事や育児をしている人達が働けているのを見ているからかもしれません。
そういった環境で働いていると、自分も正社員で働きたい!と思いますよね。
ただし、そのためには、当たり前ですが、あなたの働いている介護施設が正社員登用に前向きなのかどうかを知る必要があります。
そして、必要に応じて転職することも考えて行く必要が出てきます。
正社員登用して貰えるか確認しよう
今あなたが働いている職場で正社員を目指すのでしたら、施設長やエリアマネージャーなどに相談することから始まります。
事前に勤めている介護施設が正社員の求人を出していない確認してみて、正社員が人手不足になっているかどうかもチェックしておいてもいいかもしれません
基本的に介護施設側がパートを正社員に登用する場合は、登用試験などは行わず、普段の仕事態度を見て判断する事になると思います。
そのため、問題行動を起こしていなければ基本的に前向きに考えてくれるはずです。パートとして働き始めて、まだ経験が足りない場合でも、あなたの今の介護士としての力を見て、おおよそどれくらい経験を積めば正社員として登用できるか教えてくれるはずです。
2~3年働いているのでしたら、介護施設側にとっては正社員として採用を考えられる経験年数だと思います。
そんな簡単に正社員になれるものなのかと疑問に感じるかもしれませんが、私が働いている介護施設も当てはまるのですが、基本的に規模の大きい介護施設や、施設数を増やしている介護企業は正社員による採用に前向きです。
ビジネス面の話を言えば、パートの人が多いよりも、正社員の人が職場に多い方が、シフトに穴が空きにくいですし、働いている労働者も長期的に働く事を考えているのでしたら、企業側も安心できるのです。
また、待遇面を疎かにすると、あっという間に自分達の職場よりも待遇が良い介護施設に人材が流出するリスクもあります。
そのため、規模の大きい介護施設程に、正社員の登用に前向きな傾向があります。仮に、新しい施設をオープンさせる時も、正社員が多い方が対応しやすいですしね。
先延ばしにされるだけで正社員になれない職場に注意
介護施設によっては、正社員として採用したくても、正社員として採用する資金力がないケースもあります。
正社員として採用する場合は、社会保険料の負担やボーナスの支給、固定給の支給と企業側の負担が重くなります。
それ以上に安定してシフトに入って貰えるリターンもありますが、赤字のため、わざとギリギリの人員で職場を回している施設によっては、正社員としての採用がマイナスになるケースもあります。
ただし、正社員になれないからということで、パートの方に辞められると、ギリギリで回している介護施設の負担が更にギリギリになったり、最悪シフトが回せなくなる可能性もあります。
そのため、業績が悪いギリギリの介護施設やパート中心で職場を成り立たせている施設ですと、とりあえず引き止めるために、期間などを明言せずに、「検討しておくね」、「もう少し介護士として経験を積んだらね」といった言葉でずっと誤魔化し続けることも珍しくありません。
そのため、正社員の登用を先延ばしにされた場合は、どれくらい働けばいいのかという目安を貰うようにしましょう。
曖昧だったり、あまりにも長すぎるようなら、正社員として登用する気が無い、または正社員を増やす資金力がない施設だと判断して、働きながらでもいいので、転職活動を始めることをオススメします。
パートから正社員になりたいのに、ズルズルとパートのまま引き止められ続けないようにしましょう。
他の介護施設に転職することも検討する
今の職場で正社員になれる可能性が高くても、私の個人的な意見を言えば、実際に転職するかどうか別として、転職活動はしておくべきです。
理由としては、あなたの職場の待遇を客観的に見るためです。
今の職場で働きつづけるよりも、転職した方が給料が上がる可能性、年間休日数が多くてプライベートを充実させられる可能性を探るべきです。
正社員として働き始めて、他の介護施設の方が待遇が良くて、働きやすいと後悔するリスクは下げておくべきです。
介護施設の待遇は、職場によって大きく異なるので、本当に今働いている職場で正社員になっているのかを、他の介護施設と比較した上で選ぶべきです。
注意点としては、転職すれば人間関係はリセットされます。
今の職場の人間関係が心地よく、転職して待遇が良くなったとしても、働きやすい今の職場環境の方がいいというなら、待遇を重視した転職は控えてもいいと思います。
介護職の正社員への転職の難易度
未経験者でも正社員として採用して、成長させていく方針を取っている介護施設も増えています。
前述したように、そうしないと人手不足の問題の解決と、施設数の拡大をしていくことが難しいからです。
企業を成長させていくのは、人材だからこそ、利益を上げている介護施設程に、人を育てて行く事の大切さを知っています。
そのため、介護士が正社員の求人を探して、転職することが難しいことではありません。
ただし、人件費を抑えるために、安い賃金で正社員を雇用したり、サービス残業をさせるようなブラック企業が運営している介護施設も残念ながら少なくありません。
転職する場合は、そういったブラック企業に転職しないようにする必要があります。
そのため、正社員にすぐにでもなりたいからといって、焦って転職先を決めるようなことはやめましょう。
転職活動の方法
ハローワークで求人を探す方法もありますが、企業側が求人を掲載するのに費用が掛からないので、求人が沢山あり過ぎるのと、無料で掲載できることから、ブラック企業の求人も全体的に多いです。
しかも、求人に記載されていない情報も少ないので、面接を受けてみないと、どうしても職場の良し悪しを把握することが難しいです。
一つ一つ面接を通して確認していくことは転職活動する上で効率が悪いですし、ブラック企業も多いので、結局見極めることができず就職してしまう危険性もあります。
そのため、基本的にハローワークはサブとして利用して、介護業界に特化した紹介会社を利用するようにしましょう。
紹介会社を利用するメリット
転職するなら紹介会社に、自分の経歴と希望条件を伝えて、紹介会社の担当スタッフに、応募できる求人の中で希望に近い求人をピックアップして貰った方が転職活動の効率は良いです。
紹介会社側は、登録者である介護士には無料でサポートして、紹介した企業に入社して貰って成功報酬を得るので、応募されないブラックな職場を紹介しても意味がないので、あなたが応募できる求人の中から好条件の求人だけを基本的に紹介してくれます。
紹介された求人と今の職場の待遇を比較してみて、実際に本気で転職するかどうか考えてみてもいいと思います。
また、求人の紹介以外にも、応募書類の添削、面接のアドバイス、面接の同行といったサポートもあるので、面接などに慣れていない人にとっては心強いと思います。
もし、本気で正社員を目指す事を考えているのでしたら、
で詳しく述べているので参考にしてみてください。
正社員として働く上で注意すること
基本的に現場の介護職員として働く場合は、正社員になっても残業がない職場の方が多いですが、それでもパートよりも頼まれる可能性は上がります。また、夜勤を頼まれ機会も同様です。
もし、家事・育児から残業や夜勤が無理だというなら、面接の段階で、残業や夜勤ができない事をしっかりと伝えて、了承して貰える職場で働きましょう。
また、残業が多い職場で自分だけ残業せずに帰宅する、または周りが嫌々夜勤をしている中で、許可を貰っているとはいえ自分だけ断っていると、結局人間関係の面で支障が出ます。
そのため、紹介会社を通して、そもそも残業が少ない職場か、夜勤専従を配置しているような職場かどうかを確認しておくのもよいと思います。
後は、出世を望むかどうかも考えておくと良いでしょう。
出世を望むのでしたら、施設長候補といった求人応募した方が出世の近道になります。
逆に出世が絶対に嫌なら、就職後に介護リーダーなどに抜擢されないように、面接の段階で伝えておくことをオススメします。
一言で正社員といっても、働き方は人それぞれだと思うので、雇う側との齟齬が発生しないようしましょう。