介護職員として、高齢者の方の介護をしていて思う事は、自分の老後の心配になるのではないでしょうか?
もしくは、自分の親も同じように介護施設に入居して貰わざるを得なくなった場合。
どちらにも当てはまるのは、やはりお金の問題と言えます。
少しでも良い環境で老後を過ごそう、過ごして貰いたいと思うなら、どうしても出費の多い介護施設の利用を考えることになります。
介護施設の良し悪しに関しては、現場で働く介護職員である私達が一番分かっているからです。
最低限の設備だけが整っている施設から、高齢者が楽しめる設備やレクリエーションがしっかりと整っている施設、介護職員の介護サービスの質の違い。
いくつかの介護施設で働いた事があるのでしたら、その差が大きい事は実感できていると思います。
だからこそ、自分や両親、配偶者の老後の生活に特に不安を感じてしまうと言えます。
私なんて、20代にも関わらず、高齢者の方の介護をする中で、「自分もいつかこのように老いるんだな」と、失礼だと思いながらも不安に感じることもあります(笑)
だからこそ、若い内に仕事をしながらも、日々を後悔なく楽しもうと思いますし、家庭を持ちたいとも思うので、日々の頑張ろうという源にもなります。
しかし、今の職場で働き続けて、老後の資金は大丈夫なのだろうかという不安が大きい人もいらっしゃると思います。
老後の不安を軽減できる介護施設で働くようにする
私自身は、最初に就職した介護施設が、サービス残業が常態化していて、規模も小さい介護施設だったことから、将来のことも考慮して転職しています。
やはり、正社員としてずっと働いて行く事を考えるのでしたら、どうしても将来的に介護主任、そして施設長やエリアマネージャーなどを目指せる職場で働くべきだと思いますし、仕事の頑張りをしっかりと評価してくれて、給料が上がる職場で働かないと将来が不安で仕方がありません。
それに、小規模な介護施設やブラック施設だったりすると、退職金の制度が整っていなかったり、ボーナスが安定しなかったりと、安心して働けませんしね。
安定して働けないと、老後の不安以前に、家を購入する際に組む住宅ローンの返済の計画を立てるのも不安で仕方ないですしね……
もし、定年まで介護業界で働きつづけることを考えているのでしたら、
・勤続年数に見合った出世と昇給が期待できるか
・ボーナスの計算方法が存在しているか
・退職金は支払われるか
・運営している企業・法人が倒産しないような規模か
上記の点を改めて、よく考えてみて下さい。
老後の心配を抑えながら働くには、何度も言うように金銭的な面で安心して働ける職場になります。
そのため、上記の4点程は満たしていないと安心できないと思った方がいいです。
後は、介護施設によっては、身内を入居させる場合に、福利厚生などで一部会社が負担してくれるケースもあります。
そういった面も考慮してみてもいいですが……それよりも、やはり金銭面を優先した方が安心できるかもしれません。
介護の仕事をする上でお金を稼ぐことに重視していいのか
偶に介護士は、福祉の仕事に従事しているのだから、お金を優先した働き方などはしてはいけないと!利用者のことを考えて働くべきだ!……と述べる人も人もいます。
個人の価値観の範囲内で、自分の働き方の基軸にすることは問題ありませんが、その価値観は人に強制するものではないと思っています。
経営者が従業員に言ったりしているなら、安い賃金で働かせたいという本音を隠すための発言とも言えます(笑)
そもそも、介護という利用者である高齢者が充実した日々を送るお手伝いをしている立場になるのですから、自分達の日々の生活や将来に不安を抱えていては、仕事に身が入りません。
自分の生活と将来に危機感を持ちながら、他者の介護なんてできるでしょうか?
仕事と割り切ってやらざるを得ないとも言えますが、仕事に打ち込むことは難しいと言えます。
だったら、自分の老後の資金といった不安を抱えず、真面目に働いて行けば、相応の対価が得られる介護施設で、仕事に打ち込んだ方が、結局は介護士にとっても、そこで暮らす利用者にとってもメリットは大きいと言えます。
介護の施設運営も結局のところはビジネスであり、経営者は利益を稼ぐために運営をしているのです。
そして、介護士は労働者です。少しでもお金が稼ぐ事ができる介護施設で働く事は当然ですし、経営者は介護士が不足しないように、魅力的な待遇を提示する必要があります。
それができない経営者程に、介護士はお金という報酬よりも、利用者からの感謝が大切とのたまうのです。どちらが大切とかはありません。仕事のやりがいも、そのやりがいに見合った報酬のどちらも大切なのです。
そして、仕事のやりがいは不満があっても、お金があれば生活はできますが、やりがいがいくらあっても、お金がなければ生きていけません。
介護士として長期的に働くなら、結局は自分が安定して生活していき、自分や親の老後の心配を少しで減らせるように、稼げる職場で働く事が一番大切なのです。
現場の介護職員として定年まで働くの難しい
出世して行く事を前提に述べていますが、現場の介護職員としてずっと働けないのかと思っている人もいるかもしれません。
確かに、50代、60代でも現場の介護職員として働いている人もいますが、やはりパートといった形で、体に負担がない範囲内で働いている人がほとんどです。
年齢を重ねればどうしても体力も腕力も落ちるので、身体介助を任せるリスクを施設側は考えてしまうのです。
そのため、正社員として定年まで働くつもりなら、出世をしていき、管理者側になるべきです。
特に年金の支払いが更に伸びて行く可能性があるので、今後は70歳まで働くことを求めらえれる可能性もあります。
そうなると、現場で正社員として働くのは現実的ではないと言えます。
そのため、管理者や事務側で働けるようになっておくことは大切です。
できることを増やしておきたいなら、介護福祉士の資格だけではなく、ケアマネージャーといった資格も取得しておくと良いでしょう。
ケアプランの作成といった現場から外れた仕事もできるようなっておけば、現場の仕事について行けなくなった場合でも安心して働き続けられる可能性を上げてくれますよ。
転職するなら紹介会社を利用する
長期的に働く事ができる、出世、昇給、ボーナス、退職金といった面をクリアしている介護施設で働きたいと思っているのでしたら、介護業界に特化した紹介会社を利用しましょう。
オススメの紹介会社としては、ハートフル介護士になります。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、長野県と対応エリアは限定されていますが、ホワイト企業に特化した求人を扱っています。
そのため、扱う求人に関しても、ハートフル介護士は厳しい社内基準に設けていてくれるので、安心して応募することができます。
具体的には、有給休暇を使いやすい、残業がほぼない、仕事の頑張りをしっかりと評価して、待遇面に反映してくれる……といった介護施設で働きたい人にオススメです。
詳しくは
で述べているので参考にしてみて下さい。
エリアが対応していない場合は、コチラで全国に対応した紹介会社を紹介しているので参考にしてみて下さい。
もちろん、無料でできるので、今の職場で働き続けることに不安を感じているのでしたら、とりあえず利用を考えてみてはどうでしょうか?