女性の方で、お付き合いしている彼氏が介護職員の方という人もいらっしゃると思います。
付き合っている段階では、相手の職業についてはそれ程気にしなくても、結婚を意識するとなると話は別なはずです。
・介護職員の給料はどんなものか?
・休日数はどれくらい?
・貯金はどれくらいあるのだろうか?
・介護職員は将来があるのだろうか?
介護と聞くとブラックなイメージが強いことから、結婚した後の将来について不安になってしまう女性も決して少なくないと思います。
介護職員だから、結婚できない……なんて冷たいことは言いたくないけど、やっぱり怖いと思ってしまって自己嫌悪になっている人、それでも不安という気持ちを抱えている人のために、介護職員の立場として、少しでも結婚の不安解消に役立つ情報を伝えて行きたいと思います。
もちろん、良い情報だけではなく、悪い情報に関しても伝えて行くので、結婚を勧める方面の不安解消の情報に特化している訳ではないので安心してくださいね。
介護職員の年収ってどれくらいなのか
介護職員の年収は、経験年数・役職、勤続している介護施設の良し悪しによって大きく変わってきます。
ただし、前提として高年収を望めることはほぼないです。
そのため、年収1千万円……いえ、年収700万円以上も非常に厳しいと思った方がいいです。
大手の幹部クラスになれば、狙える可能性がありますが、そこに期待するのはオススメしません。実力だけではなく、余程の強運をも持ち合わせていないと登れない場所になるからです。
年収500~600万円前後まででしたら、経験年数が10年以上で、介護主任、施設長、エリアマネージャーといった指揮権のある役職に就けているのでしたら、十分目指せるラインと言えます。
そのため、年収500~600万円前後なら、本気で介護業界で定年まで働く覚悟を結婚するかもしれない彼氏さんが持っているなら、それ程難しいラインではないと思います。
ネット調べると、介護職の平均年収はピークでも450万円前後と記載されていますが、これは男性・女性両方を含めていますし、役職なしの方も含まれています。
介護業界の女性と男性の比率は、7:3で男性が3割程です。そして、出世を目指しながら定年まで働く人はそれ程多くありません。
実際に、施設長やエリアマネージャー、介護主任の人材は不足気味です。また、介護業界は、未経験者の中途入社も多いので、あまり年齢別の平均年収も当てになりません。
20代からずっと働いて、40代で介護主任や施設長になった人と中途で40代未経験者の介護職員との間では、数百万円の以上の年収差がでるのは当たり前です。
そのため、あまりネットの平均年収で介護士の将来を考えるのはオススメしません。
人手不足の業界だからこそ、スタートする年齢も変わるのです。
注意点としては、彼氏がブラック企業の介護施設で働いているケースになります。そうなると、なかなか年収が上がらないことも珍しくありません。
働いていない立場からブラックで働いているのか否か判断する事は難しいですが、サービス残業などで疲弊しきっていないかなどを注意深くみてあげてください。
また、小規模系の施設は利益を出すのが難しく、将来が心配な部分があるので、大手の介護施設や福祉法人が経営している介護施設で働いているのか確認してみるとよいと思います。
もし、ブラックな介護施設で働いているようなら、転職を勧めてあげるのも良いかもしれません。
介護業界内の転職なら、経験年数が無駄にならないので、大きなハンデになりません。実際に、役職の求人もあり、経験年収と実際の能力があれば、年収500万円前後の施設長の求人などに応募できるケースもあります。
競争率も求める条件も高いですが、比較的に転職しやすい業界ですし、求人も多いので、仕事自体に困る業界ではないというのはメリットと言えるかもしれません。
出世は難しいのか
職場次第です。ただし、人手不足な業界なのと、女性が多い職場なことから、あまり出世を望む人が少ない傾向があります。
そのため、他業界に比べると出世事態はしやすいです。経験年数と実力に見合ったポストに配置されていくといった業界と言えるかもしれません。
むしろ、管理者側の人間が少ないので、男性の正社員の場合ですと、ほぼ自動的に出世を打診されるケースの方が多いのではないかと思います。
ココがポイント
彼氏の介護士としての経験年数と出世意欲の有無、そして施設の規模や運営企業の大きさの確認。問題ないかもと思ったら、将来的にMAXで年収500~600万円の暮らしで問題ないか考えてみてください(彼氏次第では年収450万円前後になる想定も)。
家族と一緒に暮らせる時間はあるのか
結婚して子供を生んだ後などに、育児を一緒にしてくれる時間や家族旅行する時間などがあるか……気になると思います。
介護施設にもよりますが、夜勤もありますし、土日・祝日の出勤もあるので、子供が学校に通うようになると、なかなか時間を合わせることは難しいかもしれません。
夜勤に関しては、頻繁と言う訳ではありませんが、生活の時間が合わない日は必ず発生するので、普通のサラリーマンよりも、育児のサポートは少なくなる可能性はあります。
ただし、男性側の育児のサポートは、夫と妻の話し合いと、夫側の育児に対する意識の高さ次第の部分もあります。早めに帰宅できる旦那でも、全く育児に参加しない人もいれば、少ない時間の中で育児に参加してくれる旦那もいます。
そのため、夫の勤務時間とプライベートの時間だけを見て、どれだけ育児に積極的に参加してくれるかを決めることはオススメしません。
旅行や遊びに行けるか
先ほどのも述べましたが、どうしても土日・祝日の出勤があるので、子供ができて、平日学校に通うようになると、予定を合わせづらくなることは珍しくありません。
ただし、介護施設はシフト制になるので、絶対に土日祝日を休めない訳ではありません。また、有給休暇を使いやすい職場で旦那さんが働いているのでしたら、比較的に時間を合わせやすいと言えるかもしれません、
また、小学校くらいなら、家族旅行のために、平日休むといった選択も出来ると思いますよ。
注意点としては、お盆休みといった、帰省が多い時期は介護施設のスタッフが休みを取りやすいので、正社員である介護職員は休みにくいです。
そのため、世間一般の連休と合わせにくい点は覚悟するべきかもしれません。
貯金はあるのだろうか?
貯金の金額は聞きにくいと思うので、なかなか直接聞くことはできないと思います。
正直に言えば、介護職としての経験が浅い男性の貯金は、それ程ないと思った方がいいです。
将来的に出世して年収500~600万円稼ぐことができる可能性はありますが、初任給は低い傾向があります。
初任給が手取り15万円前後であることも珍しくないので、趣味が無い人だったとしても、なかなか貯金は貯まらないと思います。
ただし、既に施設長や介護主任として、介護業界で10年前後働いているのでしたら、話は別です。むしろ貯金が無いとなると、浪費家の可能性があります。
どちらにしても、本気で結婚を考えるなら、聞きにくくても直接聞くことも大切です。想定のみで考えることのないようにしましょう。
介護士は職に困る危険性が少ないのか?
少子高齢化の時代な上に、人手不足はより深刻になって行くとされているので、介護士の需要が無くなることは、現状では考えられません。
そして、出世を望む人も少ないので、施設長や介護主任といった貴重な経験や能力があれば、収入を落とさずに転職することも難しくありません。
そのため、高年収は難しいかもしれませんが、安定して働き続けることができると言えます。
ただし、50代近くになって、勤めていた介護施設が倒産したりすると、流石に転職で収入を落とさない事は難しいと思った方がいいので、絶対に安定を保てるわけでもないです。
しかし、特別養護老人ホームといった国が福祉のために建て、福祉法人が運営しているような介護施設が倒産することは滅多にありません。
また、全国展開しているような大手の介護企業が倒産すると、労働者だけではなく、利用者にも大きな影響を与えます。
そのため、絶対ではありませんが、普通のサラリーマンがリストラや倒産で路頭迷う可能性よりは安全だと思います。
まとめ
介護職の男性と結婚する上で、抱えるであろう代表的な不安について、ここまで述べてみましたが、参考になったでしょうか?
今お付き合いしている人と一緒に最後まで添い遂げたいという気持ちが強いのでしたら、介護職員だからという理由で不安を感じることはないと思います。収入に関しても、あなのお付き合いしている彼氏が、真面目に仕事に取り組んくれるのでしたら、生活に困らない収入を稼ぐことはできるはずです(入社したばかりの収入だと難しいかもしれませんが、それは介護業界に限りません)。
ただし、いわゆる年収1千万円以上の富裕層といったカテゴリーに入りたいのでしたら、介護職員の方との結婚はオススメしません。
どこかで収入面でイライラが爆発することになる可能性が高いです。または、結婚後もあなたが旦那さんに負けないくらい稼がないと、あなたの望む生活水準を満たすことはできないかもしれません。
貴方が自信が、結婚で何を望み、何を優先したいのか……そのことをじっくりと考えて結論をだしましょう。