介護職の仕事をしている人の年代は、40代の方が多い傾向があります。実際に、パートの人でも、正社員の人でも、主婦の人の割合は多いです。
介護職の仕事をしながら、育児や家事を両立している人は沢山いらっしゃいます……いらっしゃいますが、楽かと言えば決してそんなことはありません。
職場の理解とシフトの調整が上手く行かなければ、一番大切なはずの家庭の方に大きな支障を与えることもあります。
家族のために働いているのに、結果的に家族への負担を重くさせて、自分を責めてしまうことになる主婦の介護職員も少なくありません。
体力・時間が残らずに家事・育児に力を注げない人へ
介護の仕事は、簡単に言えば利用者の身の周りのお世話になります。
それなのに、自分の大切な子供の世話が疎かになっていては、自己嫌悪に陥ってしまいます。
保育園の先生が自分の子に割く時間が無い状態と同じと言えるかもしれません。
そうなると、どうしても家族内の雰囲気が悪くなるケースもあると思います。
また、あなた自身も体力と時間が仕事で消費されている中で、家事・育児となると、質の面で限界があると思います。
それでも、家族のために働いているのに、家事や育児の面で旦那に小言などを言われたりしたら……泣きそうになりますよね。
もう全部投げ出したい!!
そんな心の叫びを我慢しながら、毎日を過ごしている主婦の方もいらっしゃると思います。
そうならないためにも、無理をしない働き方をすることが大切です。
主婦の方だからこそ、働き方や職場選びは慎重になる必要があります。
もし、残業の多い職場で働いているのでしたら、残業がない、あったとしても毎月数時間程度で済む職場で働くようにすると良いでしょう。
そんな職場があるのかと思うかもしれませんが、人手不足にならないためにも、主婦が働きやすい労働環境を提供している介護施設は少なくありません。
パートでも正社員でも、探すことは可能ですが、求人から残業の有無を判断することは難しいと思うので、
⇒【ハートフル介護士】介護職のためのホワイト企業への転職・就職サポート
といったホワイト企業に特化した介護業界に特化した転職エージェントを利用して探すとよいと思います。
特にハートフル介護は残業の少ない介護施設の求人に特化している転職エージェントの一つになるのでオススメです。
後は、延長が少ない訪問介護のヘルパーとして働く事も考えてみるとよいと思います。
ただし、正社員となると、事務書類の仕事も増えるので、非常勤の登録型のヘルパーとして働く場合に限られると思った方がいいかもしれません。
人手不足の介護施設に間違って入社しないようにする
人手不足だから介護施設は求人を出しているとも言えますが、職員の配置基準を満たせるかどうかのギリギリの状態の介護施設で働くとなると、毎日残業に追われる可能性があります。
そのような余裕のなさすぎる介護施設に就職してしまうのは避けましょう。
就職する前に、職場見学をしてみて、職員がどのように働いているのが、施設内を満床にできる介護職員が揃っているのか、タイムカードで勤務時間がしっかりと管理されているのか……最低限チェックしておきましょう。
介護職員が死んだ目で働いていないか、口調が乱暴ではないか、施設内が汚れていないか、施設長の態度は横暴ではないか、不安要素があったら就職することは避けるようにしましょう。
夜勤を強制されないか
お金を優先するなら夜勤は必須と言えますが、家事や育児を優先とするなら夜勤は避けたいはずです。
就職した後に夜勤を断りにくい職場だったりすると嫌ですよね。その点も雇用契約書などではっきりとシフトに入る時間を決めておくことが大切です。
夜勤専従の人がいるかどうかも確認しておくと安心できるかもしれません。
夜勤専従の人がいれば頼まれないという訳ではないですが、人手不足によって夜勤を頼まれる可能性は下がると思います。
夜勤の仕事をすると、家族と生活時間のズレが発生したり、日中の集中不足、疲労による気力の低下によって、日々の生活にマイナスの影響を与えてしまいます。
夜勤手当で給与が増えるという点意外では、メリットはないですし、手当以上にデメリットの方が大きくなることが多いので、私個人としては夜勤はオススメしません。
派遣社員として働く事も考える
都内といった介護施設の多い地域でしたら、派遣介護職員として働くのもよいと思います。
パートよりも時給が高いですし、残業や夜勤をしないことを前提に派遣契約を結びやすいと思います。
また、介護施設側も派遣社員の割増賃金を支払うとなると、かなりのコストになるので、あまり残業をさせたくない傾向があります。そのため、残業せずに、そして高時給で働きたい人にオススメです(高時給は経験者が前提ですが)。
注意点としては、介護施設が多い地域じゃないと、なかなか派遣先が見つからないこともあるので注意しましょう。
また、残業や夜勤をしないという契約で働くという事は、パートや正社員が残業などをしている中で帰宅することになるので、人間関係の面では摩擦が起こることもあります。
詳しくは
⇒派遣介護職員としている働いているが職場で孤立してしまっています
で述べているで参考にしていただければ幸いです。
主婦の人がのびのびと働けるように企業努力している職場増えている
ブラック企業は依然として多いですが、堅実な運営をしている介護施設としては、優秀な人材の獲得と流出の阻止は急務と言えます。
県や市の目も厳しくなっているので、堅実な運営をしたい経営者程に、働きやすい環境を作るようにします。
時短勤務なども取り入れることで、小さいお子さんの育児がある主婦の方でも働きやすい環境を整えて、積極的に人材を豊富に確保していき、人手不足になる日ができる限り発生させないようにしている職場も増えています。
介護施設にホワイト企業などない等と思わずに、まずは転職活動を始めてみて下さい。
その中で、今の職場よりも快適に働ける求人があれば転職しよう……といった軽い気持ちで始めても大丈夫です。転職エージェントの利用は無料になりますし、いくつもあります。あなたの希望に近い求人がないかさがしてみてはどうでしょうか?