長時間労働で残業代も支払われなかった!
イジメや嫌がらせ、無視で精神的な苦痛を強いられながら働き続けた!
虐待のような身体拘束が当たり前になっている!
この介護施設で働き続けたことで、体調を崩した。うつ病と診断された。
人生をボロボロにされた!
上記のような強い憎しみ、または
こんな介護施設が存続してはいけない!
という強い正義心から、働いていた介護施設にどうにかして復讐をしたい、または職場環境を変えるように仕向けたいと思っている人もいらっしゃると思います。
気持ちは非常に分かります。
今は違いますが、私もサービス残業が常態化している介護施設で働いたこともあります。そのような企業に限って、介護の事なんて全く知らないような社長が経営していて、仕事は全て部下などに丸投げ……なぜ、そのような企業で働いていたのかと今では不思議に思っています。
おそらくは、初めて入社した会社だったことから、
「社会人として働くということはこいうこと」
と勝手に納得していたんだと思います。ふと周りを見回せば、自分がいる介護施設が異常なブラックで、周りにはもっと働きやすく、労働基準法違反をしていな職場なんて沢山ある事に気づき、
「なぜ、こんな職場にしがみついていたのかと」
と呆れてしまった思い出があります。
私はその際に、普通に介護業界に特化した転職エージェントを利用して転職しました。
復讐などはしていません。
しかし、この記事を読んでいる人の中には、どうしても復讐をしたい、何かしてやりたいと思っている人が見ていると思います。
正直に言えばオススメしません。ただし、あくまでも「知人の体験を聞いた」範囲内で、少しお話して行きたいと思います。
注意すべきことは、絶対に訴えられることはしないことです。
ココに注意
訴えられかねない復讐は絶対に辞めること
メリットのある復讐方法:未払い残業代の請求
まずは、介護職員自身にメリットのある復讐方法から述べて行きたいと思います。
それは、未払い残業代の請求になります。
簡単に言えば、本来貰えるはずだった時間外手当を退職する際に請求する復讐方法になります。
そのため、サービス残業がなかったのでしたら、残念ながら実行することができません。
逆に、サービス残業が常態化している職場でしたら、職場に大きな金銭的な損失を与えられる可能性があります。
……まあ、本来支払うべき賃金を支払っていないだけともいえるので、未払い残業代を請求される企業の完全な自業自得とも言えますが。
請求する上での注意点としては、証拠を確保しているかどうかです。
一番手っ取り早い証拠としては、客観的記録であるタイムカードになります。改ざんなどされていると問題ですが、そのような事が無いのでしたら、タイムカードの記録のコピーや控えを確保しておきましょう。
もしないようでしたら、手帳やメモ、そして帰宅時の時計の写真といった複数の証拠を確保してください。
また、メールの記録なども確保しておくと良いかもしれません。
そして、当然ですがタイムカードの改ざんは、そもそも法が許しはしない事案でもあります。
もし、ここまでの証拠を揃えて、施設側に未払い残業代の支払い請求をしても、頑として首を縦に振らないなら、労基に訴えると脅しましょう。
労基は会社の違法状態を是正する役割を担っているので、サービス残業という違法の証拠を確保しているのでしたら、労基に駆け込めば動いてくれる可能性は十分あります。
あまりにも悪質と判断されたら、経営者に刑事罰が下されることもあります。
問題なのは、労基が動いた事で職場のサービス残業を改善することができても、今までの未払い残業代が支払われるかどうかは別問題な点です。
そのため、最終的には弁護士頼みになるという事態もあるので、注意が必要です。
経営者がどこまで支払わない意思が強いかによって、解決する場所は変わってきますし、時間もどんどん長引きます。
そのため、労基に報告するという言葉にも頑なに未払い残業代が払わない時点で、未払い残業代を得ることはほぼ諦めた方がいいと思います。弁護士に依頼するとなると、手間と依頼料が割に合わないことになる可能性が高いです。
そのため、復讐を考えるなら、未払い残業代を請求しても支払われなかった事の証拠などを持って労基に伝えて、自分は他の職場に転職しましょう。そして、あの後どうなったのか偶に思い浮かべてニヤニヤする程度でとどめることをオススメします。
実際に労基が動くかどうかは、分かりませんが、仮に労基の是正が入れば……ブラックな職場が改善されるかもしれませんね。
とは言っても、労基も万能ではなので、あまり期待し過ぎないようしましょう。
※残業代の請求は、2年が時効になるので注意してくださいね。
市に報告する
残業代のようにメリットはありませんが、虐待の疑いがあるような職場で働いていたのでしたら、市の福祉課に報告するのが良いでしょう。
家庭内・施設関係なく、高齢者虐待通報・相談ができる窓口が市の福祉課や地域包括支援センターなどにあります。
ネットで調べれば、電話番号などを調べることもできるので、もし虐待の疑いがある職場で働いているのでしたら、通報してあげるとよいと思います。
あなた自身にメリットはありませんが、それによって助かる利用者様もいます。
通報があれば、担当地域の市の福祉課の人が、立ち入りなどをして、本当に虐待があるのかどうかを調査してくれる可能性があります。
もちろん、絶対に立ち入りがあるのかどうかまでは言えませんが、最近は介護施設による高齢者虐待に対する世間の目が厳しいので、真実味がある通報なら動いてくれる可能性は十分あります。
企業の評価を採点しているサイトに書き込む
企業の評判や評価を書き込めるサイトも少なくありません。そのようなサイトに、あなたの気持ちを匿名でぶつけるのも一つの方法です。
労働者の大半が、応募する企業の評判を調べることが前提となっています。そのため、企業の評価などを載せているサイトに登録して、書き込むのも一つの復讐方法と言えます。
介護施設にとって人手不足が致命的になります。人がいなくれば、当たり前ですが施設運営などはできません。
速攻性はありませんが、長期的に見れば、企業の世間的な評価下げるのは大きなダメージになると言えます。ただし、書き込むサイトから削除されるような書き方はしないようにしましょう。
また、自分でサイトを作って会社名を晒しあげると、名誉棄損などになる可能性もあるので、やり過ぎは注意してください。
強引に退職していく
法律を守った上で、強引に退職していく方法もあります。
正直に言えば、自分にもリスクがありますし、手間もかかるのでオススメはしません。
メリットとしては、引き止めてくる上司の言葉を無視できるので、人手不足を加速させられる点、そしてすぐに新しい転職先を探せる点と言えます。
法律上は、退職の意思を伝えて2週間経過すれば、退職できるとされています。
民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
1.当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2.期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3.六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。
仮に就業規則で1ヶ月前伝える、3ヶ月前に伝えるという記載があっても、法律を優先させて2週間で辞めても問題はないのです。
ただし、証拠を残さないと、退職の意思を伝えた、伝えていなの水掛け論になりますし、懲戒解雇にされた際に撤回させることが難しくなるので、内容証明郵便を利用して、証拠を残す事も忘れないようにしてください。
なお、退職する前での期間は、有給休暇を使い、そのまま一度も出勤せずに辞めるという方法も取れます。
引き継ぎもなしになるので、職場に大きなダメージを与えることができると言えます。
ただし、施設長などで、絶対に引き継ぐ必要のあるパスワードの管理などを意図的にしないと、訴えられる危険性もあるので注意が必要です。
そのため、やり過ぎには注意してください。
詳しくは、
で述べているので参考にして頂けると幸いです。
あなたが幸せになることを忘れない
ブラック企業と共倒れになっては、結局不幸のままなので、あなたの心が満たされることはないと思います。
それなら、やれることだはやった後は、さっさと切り替えて、自分が幸せになれる職場で働くようにしましょう。
他業界に転職するのも一つの選択肢です。
また、介護施設にも、年間休日数が120日前後の職場だったり、年収500万円以上を目指せる職場、主婦の方が働きやすいように残業をしなくてもよかったり、時短勤務で働けようなシフト作りに力を入れた職場……ホワイトな職場は探せば見つけることができます。
⇒ずっと働きたくなるホワイト企業が運営している介護施設を探す方法
復讐は一時の満足を与えてくれますが、それだけです。
逆にホワイト企業に転職できれば、あなたの人生を明るく照らしてくれます。
待遇の向上もありますが、時間の余裕と疲労度の減少で、プライベートも充実にさせてくれます。
あなた自身の幸せを最優先に考えることを忘れないようにしましょう!
ココに注意
このページの復讐方法を参考にするかどうかはあなた次第ですが、全て自己責任でお願いします。このページを参考にして、トラブルが発生しても、当サイトの管理者は何らの責任を負うものではありませんのでご了承ください。