・臭いが辛い
・そもそも排泄物を見るのも辛い
・仕事が終わっても臭いがこびりついている気がする
未経験者の介護職員の方がまず弱音を吐くことになるのが、排泄介助になります。
そして、辛い最大の原因は、臭い、そして排泄物そのものになります。
他人の排泄物の臭いは強烈なので、気持ち悪くて吐き気が催してしまう人もいると思いますし、そもそも見るのも辛くて、眼をそむけたくなる人もいらっしゃると思います。
仕事が終わった後も、どくどくの臭いが体についている気がして、食欲が湧かなくなる人もいるのではないでしょうか?
排泄介助は時間と共に慣れるものなかのか
先輩介護職員に質問すると、おそらくは、
仕事をして行く上で慣れる
と言われると思います。
そして問題なのが、誰でも排泄介助に慣れることができるのかという点になると思います。
まず、「仕事をして行く上で排泄物の臭いに慣れる」と言う側の先輩介護職員側は、当たり前ですが、慣れることができたからこそ、続けることができたとも言えます。
逆に言えば、慣れることができないのでしたら、仕事を続けて行くことが難しいとも言えます。
正直に言えば、排泄介助に限った話ではないのですが、介護の仕事には向き不向きがあります。
私は慣れることができましたが、慣れることができずに辞めて行く人も少なからずいらっしゃると思います。
やはり、排泄処理という仕事が誰でも許容できる仕事かといわれると、実際に仕事をしている私からしても、頷くことはできません。
そのため、半年~1年程を一つの目安にして、排泄介助に慣れることができるかどうか試してみるとよいと思います。
もし、どうしても無理だと判断したら、介護の仕事は向いていなかったとと思った方がいいかもしれません。
排泄介助をする際の対策
手袋は当然だと思いますが(衛生面や感染症対策のため)、後はマスクを重ねぎするといった対策を考えてもいいかもしれません。
仕事後の臭いに関しては、シャワーを浴びた後に香水などを使用して、何とか臭いを誤魔化している人が多いです。
また、マスク自体に香水などの臭いをしみこませておくといった方法もあります。
ただし、マスクに臭いをしみこませる場合は、やり過ぎると気持ち悪くなったりすることもあるので注意が必要です。
利用者の尊厳を傷つけることのないようにする
新人の頃にとって、排泄介助は辛い仕事の一つになりますが、一方で介護される側の高齢者にとっても、新人の方におむつ交換などをされることは辛いことの一つであることを忘れないであげてください。
自分のおむつなどを他者に交換して貰うというのは、利用者側にとっては、やはりプライドが傷つく部分であります。
そのため、さっさと終わらせて欲しいと思っいるはずです。それなのに、嫌そうな顔をされながら、排泄介助された上に、戸惑われたりしたら利用者がの心のダメージも大きいです。
利用者の方は、排泄介助に関わらず、介護をして貰わないと生活できない事に対して、どこか情けなさや申し訳なさを感じていること多いです。
そして、一番感じやすいのが、排泄介助や入浴介助といった、自分の汚い部分を処理してもらう介護の仕事になります。
そういった利用者の心にも寄り添い、利用者の生活に影を落とさないようにすることも、介護職員にとって大切な仕事であることを忘れないようしましょう。
どうしても耐えられないと感じたら転職する
臭いに耐えられないといった理由以外にも、排泄介助といった仕事そのものをする自分が嫌だと思ってしまう人もいらっしゃいます。
もし、汚い仕事をする事に対して嫌悪感を感じてしまって、我慢できないのでしたら、介護の仕事を辞めてしまった方がいいと思います。
あなたにとっても、そして高齢者にとっも、それが良いと言えます。
一方で、介護の仕事自体にやりがいを持つことができているけど、どうしても排泄介助だけが辛いというのでしたら、前述したように慣れることができるかどうか、何とか耐えてみることをオススメします。
仕事は沢山あります。無理に嫌な仕事を続けて行く必要はありません。一方で介護の仕事が好きなのに、排泄介助だけが苦手というなら、転職するのは勿体なくもあります。
続けて行くべきか否か自分でよく考えて結論をだすようにしましょう。