レクリエーションや季節ごとのイベントなどで、利用者を楽しませることを、やりがいの一つとして働いている介護職員の方もいれば、一方であまりレクリエーションやイベントが好きではない人もいらっしゃると思います。
これは、前者の方が偉く、後者の方が介護職員としての志が低いとかいう訳ではありません。単純に向き不向きや、介護に対する価値観の問題になります。
ただし、大半の介護施設では、力の入れようは変わりますが、レクリエーションやイベントは多かれ少なかれあります。
そして、レクリエーションやイベントにやりがいを感じている人でさえ、準備が間に合わないと嘆く人がいる程に負担が重い職場もあります。
準備のために残業などが発生することも珍しくありません。
そのため、苦手な人にとっては、出来る限りレクリエーションやイベントが無い施設で働きたいという気持ちも分かります。
レクリエーションやイベントがない・少ない職場とは
レクリエーションやイベントが無い働き方としては、やはり訪問介護が代表的と言えます。
ヘルパーとして利用者宅に行って介護をすることになるので、レクリエーションやイベントを考える必要性は全くありません。
また、利用者との会話が多いのではないかと思うかもしれませんが、基本的にケアマネージャーの作成したケアプランの内容を全部こなすのにギリギリの時間設定がされているので、時間に追われながらの仕事になるので、手持ち無沙汰になったりすることは少ないです。
あとは、病院で看護助手として働くという選択もあります。看護助手の場合は、レクリエーションやイベントなどを任せられないことも職場によってはあります。
そのため、面接などで事前にレクリエーションやイベントの有無などを確認しておくとよいでしょう。
注意点としては、前述したように職場次第になるので、レクリエーションやイベントを尋ねずに、『看護助手だからレクリエーションやイベントを任せられないだろう 』と思ってしまうことです。
職場次第であることを忘れないでください。
ネットなどで話を調べてみると、看護助手ならレクリエーションやイベントに悩まされることはない! という意見から、看護助手でも任せられた……という意見の二つを見ることができます。
片方の意見だけを信じずに、自分で確認することを忘れないようにしましょう。
施設によってレクリエーションやイベントの重要度も変わる
レクリエーションやイベントのバラエティーが豊富なのが、要介護度が低い人達が入居しているグループホームや、あとはデイサービスなどが挙げられます。
体を自由に動かせる人が多い施設程に、できるレクリエーションやイベントも増えますし、利用者の期待値も上がります。
そのため、介護職員側も利用者が飽きず、楽しんでもらえるレクリエーションやイベントを考える必要が出てきます。
逆に要介護度が高い職場程に、実行できるレクリエーションやイベントは制限されますし、室内でできる簡単なものになります。
そのため、比較的に今までのレクリエーションやイベントを参考にして、実行できると言えるので、負担としては軽くなります(代わりにレクリエーションがマンネリ化もしやすいですが)。
要介護度の高さ、低さ、そして利用者の数なども考えて職場を選ぶことも考えるといいでしょう。
持ち帰り残業が生まれる程なら転職を考える
イベントの準備などで持ち帰りの仕事が発生してしまっている人もいるかもしれません。
そして、おそらく、持ち帰りの仕事による時間外手当などは貰えていないのではないでしょうか?
もし、レクリエーションやイベントによって長時間労働になってしまっていて、持ち帰りの仕事によるプライベートの時間の削減などが発生しているのでしたら、深刻な人手不足になっている介護施設の可能性が高いです。
レクリエーションやイベントの負担が重いのではなく、単純に施設側の人手不足で、負担が重くなっていることもあります。
その場合は、ブラックではない介護施設に転職すれば、自然と負担が軽くなって、レクリエーションやイベントの苦手意識が薄まって行くケースも少なくないです。
自分の職場がブラックではないかもしっかりと考えてみることもオススメします。
レクリエーションやイベントが無い・少ない職場の探し方
オススメの方法としては、やはり介護業界に特化した転職エージェントを利用することです。
介護業界に特化した転職エージェントのメリットは、優良企業の介護施設の求人を中心に扱っている事と、担当のスタッフが求人に掲載されていない情報を調べてくれる点と言えます。
そのため、レクリエーションやイベントの頻度から離職率、持ち帰りの仕事有無などを事前に確認してもらうとよいと思います。
また、希望条件に合った求人を厳選して紹介してくれるので、効率良く転職活動することができます。
転職エージェントを通さずに、自分で求人を探して、レクリエーションやイベントの有無や頻度、残業などを調べるとなると時間が掛かりますし、面接でも聞きにくいと思うので、転職活動をするなら、転職エージェントを利用することをオススメします。
人手不足が介護職員をレクリエーション嫌いにさせていることもある
レクリエーションやイベントを提供することが始めから嫌いな人もいるかもしれませんが、仕事を通して嫌いになる人もいらっしゃいます。
より正確に言えば、レクリエーションやイベントの準備によって時間を取られることに疲れてしまって、嫌いになってしまうパターンが多いのではないかと思っています。
実際にネットなどで、高齢者向けのレクリエーションを紹介しているサイトは沢山あり、それだけ需要があることを示しており、それだけ頭を悩ませている介護職員がいるとも言えます。
人手がしっかりと足りていて、勤務時間中にレクリエーションの準備を含めた仕事を全てこなせるのでしたら良いですが、サービス残業や持ち帰りの仕事になったりすると……ウンザリした気持ちになるのも分かります。
そのため、レクリエーションやイベントの負担が少ない介護施設に転職したいと思っている人がこのページを見ているのだと思います。
転職する際に注意して欲しいのは、もし今私が述べたような理由があるのでしたら、レクリエーションやイベントの負担の重さだけではなく、過度な人手不足になっていないかもチェックしてください。
仮にレクリエーションやイベントの負担が軽い職場でも、人手不足だと結局は他の仕事の量が多く、サービス残業が発生する可能性があります。
一つことを不満を改善できる職場に転職すれば、のびのびと働けると思っていても、ブラック企業だったりしたら、状況が悪化することもあるので、慎重に転職活動をしてくださいね。
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