私が知っている中で、最短で介護職を辞めた人は、入社当日に就職した介護施設を辞めた人になります。
そして就職した介護施設を入社当日、または数日で辞める人は意外に少なくありません。
このページを読んでいる人の中には、実際に入社してすぐに辞めること考えている人、または働いている介護施設に入社した介護職員が光速で辞めて行くのを目の当たりにした人になると思います。
もしかしたら、辞めると伝えるのではなく、バックレて辞めてしまった人もいるかもしれませんね。
1日で辞めることはメリットが大きかったりする!?
私個人の意見になりますが、数カ月続けて辞めるよりも、入社当日~数日で辞める人の方が個人的にはメリットが大きく、賢い選択なのではないかと思ったりもします。
理由としては、入社当日や数日で辞めれば、厚生年金や健康保険といった社会保険に加入していないと思うので、職歴になる前に辞めることできるからです。
要は、次の転職先に応募する際に、1日で辞めた職歴を記載する必要がないのです。
そのため、入社してすぐに、自分が入社した介護施設がブラックだと判断したり、介護の仕事が向いていないと感じたのでしたら、1カ月以上働いていて職歴をつくるよりも、当日に辞めてしまった方が、時間的なロスも職歴面のデメリットも少ないと言えます。
向き不向きが当日で分かるのものなのか?
分からないと思います(笑)
特に介護職の仕事に関しては、慣れによって仕事の疲労度も、排泄介助といった所謂汚い仕事に対する嫌悪感も減って行きます。
そのため、当日で自分が向いているか、向いていないかを知ることは難しいと言えます。一方で慣れることができないような人がいるのも事実ですし、そのような方は数カ月~半年ほどで辞めてしまうケースも珍しくありません。
そうなると、短期退職の職歴のみが残ってしまうと言えます。
そのリスクを負うなら、当日、または数日の仕事を通して、「自分には介護の仕事は絶対無理。頑張れない」と感じたのでしたら、「慣れるかもしれない」という可能性を捨てて、逃げてしまうのも一つの選択なのは事実かも知れません。
向いていないかもと直感しても、とりあえず挑戦してみる覚悟と、自分の直感に従って逃げること……結局は、後になって振り返った際にならないと、正しい正解だったか、間違った選択だったか分かりません。
採用した介護施設側からしたら、たまったものではないのですが……(笑)
介護施設側に問題があるケースもある
当日にバックレるような人に問題があるように書いてきましたが、介護施設側に問題があるケースもあります。
入社したばかりの介護職員の教育を、仕事の忙しさを理由におざなりにしてしまったり、入社当日からサービス残業を強制する、残業や夜勤なしのはずだったのに、当日から破って行く……このようなブラックな環境を始めから見せたのでしたら、入社当日にバックレられても仕方がないかもしれません。
まあ……職歴に残る段階まで働かせて、ブラックだったと気づかせるよりもマシなのかもしれませんが。
実際に、介護施設に限らずに、求人や面接で伝えられた条件と雇用契約書の内容が違うことから、入社を辞退する人、また雇用契約書の内容と実際の待遇や仕事内容が違うことから速攻で退職する人は決して少なくありません。
働く条件を偽られていていたのですから、労働者側がその場で立ち去るのはむしろ当たり前とも言えるかもしれません。
特に若い人程に、新しい就職先を探すハードルは低いのですから、諦めて話の違う職場で働くよりも、さっさと次の職場を探す方向に切り替える傾向が強いと言えます。
そのため、必ずしも1日で辞める新入社員側に問題があるばかりではないのです。
1日で辞めるような人間は社会で働いて行けないのか
本人次第です。
1日でバックレた人が、次の転職先で辞めずに、10年以上働いている人もいます。というよりも、私の先輩でそのような方がいらっしゃいます。
私の今の職場の先輩は、新卒で就職した介護施設を1週間程で辞めて、今の介護企業でずっと働いているのです。
最初の介護施設を辞めた理由は、入社した当日に碌に仕事を教えて貰うことができず、放置されたあげく、退勤時間ギリギリに雑務を押し付けられて、サービス残業をさせられたから…という話です。
他にも施設長などにも問題があったのだと思いますが、本人は全く後悔していませんでしたね(笑)
逃げ癖がつくのは避けるべきだと思います。
ただし、逃げるべき職場から逃げないのもいけません。
数日程度の仕事で逃げるべき職場かどうか判断することなんてできない!と述べる人もいますし、それも事実だと思います。
しかし、ブラック職場だったり、自分には絶対に向いていないという直感に頼ることも決して間違った判断という訳ではないと思います。
また、介護職の仕事は、利用者の命を預かる仕事になります。それなのに、未経験者で入社した介護職員を当日から放置したり、碌に仕事を教えずに仕事をさせようとしたら……怖くて仕方がありませんよね?
そのような職場から入社当日に逃げ出すことは間違っているでしょうか?
入社当日、数日で絶対に逃げるべき職場か判断することは無理かもしれません。しかし、逃げるべき職場だと後になって分かってしまった時には、無駄に職歴を増やすことになったり、教育面の不備から何らかの事故を起こしてしまっている可能性もあります。
だったら、正しい判断と言えなくても、リスクを考慮して、すぐに逃げ出すことも一つの選択と言えます。
後は、結果論と言えます。
辞めた後に、職場を転々としながら、待遇も下がって行くようなら、辞め癖がついたとして、間違った選択をしてしまったと言えるかもしれません。
一方で、私の先輩のように、最初の就職活動の失敗を活かして、次の転職先で長期的に働ける職場に就職できたから、結果オーライと言えます。最初の職場をあっさりと辞めて正解だったと言えます。
そのため、もし入社当日にすでに辞めてしまったり、数日で心が折れて辞めたいと思っているのでしたら、「辞めた選択」を後悔しないように、次の転職先は絶対に長期的に働ける職場に就職できるように心掛けましょう。
新卒の場合でしたら、既卒としての就職活動になりますが、中途の場合でしたら、職歴にならない程に速く辞められたのでしたら、転職活動が延長したという程度の話になります。
就職・転職活動のハードル事態は高くないはずなので、後はあなたの就職活動の方法と、仕事に対する姿勢や、向き不向きに対してもっと本気に考えて、失敗のないようにすることを大切にしましょう。
バックレはトラブルに発展することのあるので注意が必要
社会保険関係に一切登録していないのでしたら、特に手続きもないと思うのですが、逆に手続きをしてしまったり、給与を受け取ってしまっていると、源泉徴収票の受け取りなどが必要になりますし、職歴もつくことになるので注意が必要です。
その際は、バックレではなく、しっかりと退職の手続きを取る事が必要になります。
詳しくは
を参考にしてみてください。
仮に、入社1日で辞めた場合でも、企業側が「何かあったのではないか」と思って、あなたの自宅に連絡しようとしたり、連絡がつかなったら警察沙汰になる可能性も……わずかながらあります。
まあ、大抵はバックレたと判断されるだけだと思いますが。
一方で面倒事になるリスクは0ではないので、その点は覚悟してください。
二度目の失敗をしないための転職活動
介護職に就職して、すぐに辞めたくなってしまった人は、安易に就職しやすいというだけ就職先を決める事に対する危険性は身を持ってしまったと思います。
しかも、職歴になる前に辞めて転職することができなかったのでしたら、短期退職という職歴を背負うことになり、転職活動も不利になる可能性も高いです。
そのため、これ以上就職を失敗しないために、しっかりと自分が長期的に働く事ができる企業に就職するようにしましょう。
オススメとしては、20代の方でしたらハタラクティブを利用することです。
既卒や第二新卒、フリーターの方が正社員を目指すのに特化している転職エージェントになります。
そのため、学歴だったり、職歴に自信が無い人でも応募できるような、未経験者の向けの求人が豊富に扱わってくれています。
これを聞くと、ブラック企業が多いのではないとか敬遠するかもしれませんが、転職エージェントは、応募して採用されないと収益が上がりません。
そのため、誰からも応募されないブラック企業など紹介しても意味が無いのです。
そして、ハタラクティブは既に未経験者の方の転職支援実績が約6万人を超える程の実績を出しているので、20代の方にはオススメの転職エージェントになります。
転職エージェントを利用するのは面倒だし、いいかな……と思ってしまう人もいるかもしれませんが、あなたは既に自分で就職活動をして失敗しています。
それに、就職活動の中で自分で調査できる企業の情報は限られていることも実感しているはずです。
だったら、プロのアドバイザーを通して、どのような仕事が自分に向いているのか、そして応募する企業の求人には記載されていない情報の収集などをした上で応募してみてはどうでしょうか?
20代の内なら、転職のチャンスはいくらでもありますが、時間はあっという間に過ぎて行きます。
それに、同年代で既に働いている人達にも置いて行かれます。
素早くあなたが長期的に働く事ができる企業に転職するために、行動をこしてみてはどうでしょうか?